クリーチャー・タイプ 犬(Dog)
公式記事「チームの作成」で、Mark Rosewaterはクリーチャー・タイプを分類する上で「犬」とするべきだと主張しています。
現在、マジックに存在するイヌは全て「猟犬(Hound)」のクリーチャー・タイプを持っています。 過去に「犬(Dog)」というクリーチャー・タイプも存在していましたが、カード名に「Hound」が入っていたり、ポータル限定だったりと、「猟犬(Hound)」に替わって存続するには説得力に欠ける状態で、実際、2007年9月のクリーチャー・タイプ大再編で2匹の「犬(Dog)」は「猟犬(Hound)」に変更されました。
「Hound」は獲物狩りに使われるイヌの品種で、特に聴覚や嗅覚に長けるものを指します(参考:ハウンド - Wikipedia、Oxford Dictionaries)。日本語訳は「猟犬」なので、獲物を直接狩るタイプのイヌでも違和感はありませんが、英語では先述の狭い意味合いがあるため、あまり良いネーミングとは言えません。Mark Rosewaterのブログ「Blogatog」でも、「Hound」がイヌ全般を指さないことを問題視しています。
ちなみにMark Rosewaterは「猟犬(Hound)」を「犬(Dog)」に変更するように何度か議論を持ちかけているのですが、まだ一度も説得に成功できていないようです。
参考記事